FX会社のホームページや広告で「スプレッド」という言葉を見かけることがありますね。


この「スプレッド」とは売値(BID)と買値(ASK)の「差」の事を指しています。

ニュース番組を見ている時に、「今日の外国為替市場は1ドル100円0銭から100円30銭で取引されています。」というようなフレーズを聞いたことはありませんか?

これは、為替レートが100.00円から100.30円、つまり、売値が100.00円、買値が100.30円で取引されているという事を示しています。

この事から、スプレッドが0.30円という事も分かりますね。

スプレッドは簡単に言うと売値と買値の差ということになりますが、実は、スプレッド=コストとも言えます。

上記の例で言いますと、売値が100.00円、買値が100.30円ということは、100.30円で買っても、その時点で売りに出すと100.00円にしかならないという事です。

言いかえると、100.00円を買う為に、100.30円を支払わなくてはいけません。

つまり、0.30円は取引上のコストと考える必要があるのです。

FXで通貨の売買をして利益を得る為には、この売買にかかるコスト(スプレッド)以上のレート変動がなければ、利益とすることはできません。

この事はFXで通貨の売買をする上でも考慮するべき点ですので、常に念頭に置くようにされて下さい。

スプレッドの幅が狭い会社が多い国内FX

皆さんの中にはスプレッド=コストと聞いて、「FX取引は投資する側にとって損になるのではないか?」と心配になった方もいらっしゃるかもしれませんが、その点についてはご安心下さい。

最近は、スプレッドの幅を狭くしているFX会社が多くあります。

スプレッド幅が狭いということはFXを行う上で魅力的な要素であり、FX会社の比較要素ともなります。

FX会社のホームページなどをご覧になった事がある方はご存知かと思いますが、「スプレッド幅業界最狭」「スプレッド原則固定」と謳っているFX会社も珍しくありませんね。

特に、「ドル/円」「ユーロ/米ドル」といった主要通貨ペアはスプレッド幅が狭く設定されている傾向にあります。

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