画像引用先:OANDA JAPAN
損切り注文に活用
為替相場は常に上がったり下がったりしており、1日で1円ほど動くことも珍しくありません。
その為、為替相場が下がってきていても、そのうちまた戻ることを期待してしまい、損切りに躊躇してしまう事があります。
期待していた通りに相場が回復すれば良いのですが、場合によっては取引のタイミングを逃してしまい、気付いた時には損失が大きくなっている場合もあります。
このようなリスクを抑えるには「逆指値注文」が適しています。
「逆指値注文」は必ず入れておきたいものですが、FX会社によっては、逆指値注文をより有利な状態に追尾してくれる「トレール注文」や、いつくかの注文を条件に従って発注する「バインド注文」、狙った相場で自動的に売買を行う「レンジ注文」が利用できる所もあります。
ご自身のトレードスタイルに合わせて、高度な注文方法を活用してみるのもよいでしょう。
例えば、コアタイムにはたいていパソコンの前にいるという方は、成行注文と逆指値注文だけでも充分にトレードができるはずですが、忙しくて見たい時にトレード画面が出せないという方の場合には、バインド注文やレンジ注文などを活用してみるとトレード画面が見られない時でも安心ではないでしょうか。
さまざまな注文方法を活用してみると、画面の前から離れられなかったり、相場が気になって仕方がなかったりといったジレンマから解放されるかもしれません。
しかし、FXでは長期的に取引ツールを触れないといった特別な状況を除けば、基本的に成行注文と逆指値注文の2つさえきちんと使えれば問題はありません。
相場が活発な時間に成行注文で取引し、リスクを抑える手段として逆指値注文を入れておくといったイメージです。
1日単位や1日未満といった短い時間で取引を行うデイトレートやスキャルでも同じことが言えます。
ここで言いたいのは、必ず「逆指値注文」を入れなさいということではなく、逆指値注文と似た性質の注文方法、つまり、「損切り注文」は積極的に活用しましょうということです。
「スマホ(シマートフォン)や携帯電話やパソコンで常にトレードが可能なので、損切り注文は必要ない。」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、相場がいつどのタイミングで大きく動くのかは誰にも予想が出来ない事です。
もしかすると、あなたが夜寝ている時や、テレビに夢中になっている時に相場が急落してしまう可能性もあります。
想定できるリスクにはしっかり対策を打っておくようにされて下さい。